フォーナインズ
募集職種

INTERVIEW 04

理想の姿を目指して仕事を続ける

販売職 | 育児社員の視点 澤

育児社員の視点 | 販売職

2014年4月入社。銀座本店勤務。


フォーナインズでは、ライフステージが変わっても仕事を続ける社員が増えました。出産を経て、育児をしながら働き続けるスタッフから、現場での働き方や、どんな仕事のやりがいを感じるかをお伝えします。

育児休暇から復職した先輩の姿

私が幼いころ、私の母は、私を育てながらも働き続けていました。そんな母の姿を見て育ってきた私には、ライフステージが変わっても仕事を続けていくことが、当たり前の姿だと思っていました。

それから時が経ち、私も就職活動をする年齢に。あのときのことを思い返すと、色々な会社を見ていた記憶があります。そのなかの一つが眼鏡業界。もともと自分も眼鏡を掛けていたので身近なものでしたが、フォーナインズのことは知りませんでした。インターネットで眼鏡業界を検索したのが、フォーナインズを知ったきっかけですね。「眼鏡は道具である。」というコンセプトが、他の眼鏡関係の会社ではなかなか見ない珍しい言葉だったので興味を持ちました。
入社したときは、自分が産休や育休を取るとかいったことはまだ考えてもいませんでした。子育てをしながら仕事を続けることを意識したのは、同じお店の先輩が育児休暇ののちに復職されて、生き生きと仕事をされていたときですね。私もこんな風に仕事を続けたいと思いました。

子どもを授かり、仲間の協力に助けられた

その数年後に子どもを授かりました。丸の内のお店に勤務していたときのことです。

妊娠中は体調が不安定なこともあり、周りの仲間にたくさん支えてもらいました。例えば、私の場合は食べづわりがあり、お腹が減ると気持ちが悪くなるうえに、お腹が空くのも早かったんですね。なので、普段は休憩を2回取っていたところを、店長に相談して、休憩を細かく3回取らせてもらうようにしました。そうして休憩中に軽く食べることで、体調を維持したりしてました。
それでもつらいことはあるので、どうしてもダメなときは店長に頼んですこしだけ休憩したり。あと、人によるとは思うんですけど、妊娠中ってなぜか偏食になるんですよ。私の場合、とにかくヨーグルト味の飲料が飲みたくなりました。お店の休憩室の冷蔵庫にその飲み物を常備して、周りが驚くくらい、飲んでしまって。そのときに飲みすぎて、今では逆に飲まなくなっちゃったくらいです。
ちょっと話は逸れてしまいましたけど、そうやって周りの理解と協力のおかげで、無事に仕事を続けることができました。

復職して変わったこと、変わらないこと

出産から、子どもを保育園に預けて復職するまで、2年弱お休みをいただいていました。こんなに仕事を離れたのは初めてだったので、仕事に戻るときにはやっぱり緊張しました。
出産前後で変わったことといえば、当然ですが働き方。子どもを迎えに行くために、閉店時間までは勤務ができないので、16時半までの時短勤務にしてもらいましたし、保育園が休みの日曜日はお休みをいただいています。
あとは技術的なことです。ブランクが2年近くあったこともあって、忘れていることもあれば、新しくなったところもあります。まずは感覚を取り戻し、測定や調整を産休前のレベルまで戻すのが最優先だと思っています。
変わったこともある一方で、変わらなかった部分もあります。体で覚えている技術なんかもそうですが、仕事に対する姿勢も変わりません。接客する時間は楽しいですし、時間の制約はあるものの可能な限り良い提案、良い接客を行いたいという気持ちはそのままです。むしろ、子育てが仕事にいい影響を与えた面もあります。たとえば、お子様連れのお客様に共感できるようになったというのは、良い意味で接客が変わったと言えるかもしれません。
「子どもに眼鏡を曲げられちゃって」なんていう話を、お互いに笑いながらできるのは、子どもがいるからこそだと思います。こういった子育てにありがちなことをお客様と共有できるようになってから、会話が広がって仕事がもっと楽しくなりましたね。

理想とする先輩、そして母の姿を目指して

職場復帰後は店長や仲間にいろんな相談をしています。子どもが風邪を引いたらどうするか、仕事中に来る保育園からの連絡はどうするか。子どもが急に熱を出して迎えに行かなくてはいけなくなると、周りの方に相談して早退するしかない。協力してくれる一緒に働く周りの方にはいつも感謝しています。
今後、後輩の方が出産や子育てをするというときは、私が先輩として自分の経験を教えてあげられたらいいなと思います。最近は、育休明けも働き続けたいという人も多いですし、男性が育児休暇をとることも珍しくない時代ですから。今、私が先輩にいろいろと聞きながら子育てと仕事を両立しているように、後輩が私に聞きながら働いてくれたら嬉しいですね。子どもを産んでも仕事を楽しめる環境づくり。それが今の私のやるべきことなのかもしれません。母が見せてくれた姿を、私が子どもにも見せたいですし、先輩が見せてくれた姿を、後輩に見せられるようになりたい。私が誰かの助けになれたら嬉しいです。